歴史景観の町 近江八幡インバウンド観光振興プロジェクト

2016年4月~2017年3月

概要

このプロジェクトの当初の目的は、外国人を対象に歴史的な景観が数多く残されている近江八幡の魅力を紹介し、その認知度を高めることでそこでのインバウンド観光振興を図るとともに、その効果を検証することでした。メンバーは、当ゼミ13期生(2016年度3回生)18人を中心に、12期生8人、14期生18人のゼミ生44人に、大学院経済学研究科に所属する中国からの留学生7人を加えた合計51名から構成されます。この年も「学びのコミュニティ集団形成助成金」に申請し、当ゼミの活動としては5年連続で助成対象活動の一つとして採択されました(助成金額:50万円)。


活動と成果

メンバーはまず、近江八幡の魅力的な観光コンテンツを探るため、それぞれ役割を決めて現地調査を行い、その際に撮影した写真を英語のコメントを添えてInstagram上で紹介しました。その上で、外国人が興味を持つと思われる近江八幡の景観や歴史文化を選定し、それらの魅力を伝える動画を製作するために、9月12日(月)~24日(土)の約二週間、近江八幡の各所で撮影を行いました。その後、撮影した動画の編集に取り組みましたが、メンバーにとって撮影機材や動画編集ソフトを使用するのは初めての経験であったため、なかなか思うように作業を進めることができず、当初の予定を大きく超えて、2017年の9月に動画の完成・公開に至りました。動画は16世紀後半における時の武将、豊臣秀次による八幡堀の造成と自由商業の促進、そしてそれに伴う近江商人(八幡商人)の誕生と地域経済の発展を軸に展開され、経済学部生らしい視点やアイデアが数多く盛り込まれた内容で構成されています。

残念ながらその効果検証まではできませんでしたが、様々な方面で高く評価していただき、ホテル・ニューオウミさんでは、ホテルのロビー内でプレビュー動画を放映いただくとともに、同ホテルの英語サイトでも配信いただきました。

活動成果をまとめたポスターも作成し、学内で掲示いただきました。


メディア出演