18期生の皆さん、ご卒業おめでとうございます。18期生は入学当初からコロナ禍にあって、友達を作ることはおろか大学に来ることさえできない状況の中で大学生活をはじめることを余儀なくされた代になります。ゼミ募集の時期には、面談に来られた方々から学生生活を充実させたいという思いが伝わってきて、私としてもゼミの中でやれることは躊躇せずに全部やろうという思いでこの18期ゼミに臨みました。その結果、もちろんコロナ禍前ほどスムーズにはいきませんでしたが、内容的にはそれと遜色ない水準でゼミを運営することができたように思っております。それもこれも、このような先の見えない状況であっても、一歩一歩着実にゼミの活動を前に進められた18期ゼミの皆さんの主体的かつ協力的な姿勢があったからに他なりません。膨大な数のヨシストローを作って大規模な調査を成功へと導き、そして全員が一人一人それぞれのテーマで論文作成に取り組んで、誰一人欠けることなく見事にその成果をまとめ上げられたこと、心から誇りに思います。いつも同じことを言うようですが、私は本当にゼミの学生さんに恵まれているとしみじみそう感じます。

卒業式の日は慌ただしく時間が過ぎてしまうのが通常ですが、今年は経済学部の式の時間が早かったからか、その後のゼミの集まりは比較的ゆっくり時間が流れて行くように感じました。証書の授与が終わり、賑やかに写真を撮り合う中で、一人また一人と教室を離れる光景に一抹の寂しさを感じながらも、そう感じられるだけの指導ができたことに感謝の思いが深まります。ふと廊下に出ると他の教室はすでにからっぽで、当ゼミが一番遅くまで残っていたことに気づきました。思い起こせば大体いつも最後なんですよね笑　いただいた色紙には「充実していた」「貴重な経験ができた」「良い思い出ができた」といったありがたい言葉が並びます。コロナ禍という難局を乗り越え、なんとか自分の役目を果たせたような、そんな気がしています。

18期生の皆さん、社会人一年目は誰でも大変なものですので、あまり考えすぎず、肩の力を抜いて、自分の力を出すことに集中してください。味方になってくれる周りの人を大事にして、時にはその方々に頼りながら、頑張って乗り越えていただけるものと期待しております。またお会いしましょう。それまでお元気で😊👋