今年度当ゼミが取り組むプロジェクト「規格外野菜×倉庫カフェによるアップサイクル推進プロジェクト」が始動します!
今回取り組むプロジェクトの目的は、持続可能な社会の実現に向けて近年注目されている「アップサイクル(upcycling)」の推進です。アップサイクルとは、捨てる予定のものや不要なものに手を加えて、より価値の高いものにアップグレードして再利用することを意味します。今回当ゼミでは、「カフェ」におけるアップサイクルに焦点に合わせ、「規格外野菜を積極的に活用する倉庫カフェ」を提案して、そのようなカフェに対する需要を分析します。
このテーマのポイントは、異なる2つのタイプのアップサイクルを融合するところにあります。「規格外野菜を活用する」というのは「食」のアップサイクルを意味し、「倉庫をカフェ空間として活用する」というのは「空間」のアップサイクルを意味します。これら2つのアップサイクルを融合させたカフェがどれほど人々に評価されるのか、そしてそれらの融合が果たして「相乗効果」を生み出すかどうか、それらを検証するのが今回のプロジェクトになります。
その目的のために、今回当ゼミは主に以下の2つの活動に取り組みます。
1つは実験的に「規格外野菜を積極活用する倉庫カフェ」を開くことです。実際に倉庫内にカフェ空間を作って、規格外品のメニューを提供して、人々に2つのアップサイクルを融合したカフェを体験してもらいます。その上で、その来訪者を対象にアンケート調査を行い、そのデータを分析することで、そのようなアップサイクルカフェに対する需要を見極めたいと思います。
もう1つが、滋賀県内で規格外野菜を積極利用されている「自然派カフェ」と倉庫をリノベーションしたいわゆる「倉庫カフェ」を紹介するパンフレットを作成することです。滋賀県内には、規格外野菜を積極活用されているカフェや、倉庫を改築してカフェを展開されている店舗があります。それらを広く紹介し、人々に訪問を促して、カフェにおけるアップサイクルの魅力を多面的に知っていただくのが、この活動の狙いです。
1つ目の「規格外野菜を積極活用する倉庫カフェ」を開くイベントは、滋賀県栗東市内で2025年11月29日(土)、30日(日)に開催する方向で準備を進めています。そして「自然派カフェ」と「倉庫カフェ」を紹介するパンフレットの作成に向けては、明日から各店舗様を訪問して取材を行うことになっています。パンフレットの完成は11月ごろになるものと思いますが、随時こちらのアカウントで取材の様子をご紹介していきますので、ぜひ当アカウントをフォローいただいて、当活動の進捗をご確認いただくと共に、これからご紹介する「自然派カフェ」や「倉庫カフェ」をチェックいただき、ぜひ足を運び頂きたく思います。